虹の街が初優勝
第84回市ジュニアソフト決勝

初優勝した虹の街こども会

 市長旗争奪第84回松戸市ジュニアソフトボール連盟大会(吉澤善正会長代行・松戸よみうり新聞社後援)の決勝トーナメントが金ヶ作小学校グランドで行われ、虹の街こども会が春の大会で優勝した三ヶ月こども会を延長戦の末、4-2で破って初優勝した(虹の街は平成27年11月の創立40周年記念大会で優勝しているが、通常の連盟大会では初)。
 先制したのは三ヶ月。1回裏、先頭の玉井陽人くん(6年)がヒットで出ると2塁へ盗塁。下田拓也くん(3年)が送りバントを決めて、ランナーは3塁へ。続く井谷友亮くん(6年)のレフト前の打球はエラーもからんで3塁打となり、まず1点。続く佐藤大成くん(6年)の打席で虹の街のキャッチャーがファンブル。ボールの処理を誤るすきに、3塁ランナーがホームへ駆け込んで2点目を入れた。
 2回は両チームともランナーを出すも無得点。
 3回表、虹の街の攻撃。先頭の島田愛斗くん(6年)はエラーなどで2塁へ。小野天翔くん(同)はセカンドゴロアウトとなったが、ランナーは3塁まで進んだ。続く正田英文くん(同)のサードゴロがエラーとなる間にランナーが生還して1点を返した。ランナーを1塁に置いて、郡司寛大くん(同)はホームラン性の当たり。惜しくもエンタイトル2ベースとなって、ランナー2、3塁とした。伊藤魁人くん(同)はショートゴロアウトとなったが、3塁ランナーの正田くんがホームに滑り込んでセーフとなり、同点に追いついた。
 3回裏、4回表ともランナーは出るが無得点。4回裏、三ヶ月は三者凡退で、同点のまま最終回の5回に。
 5回表、虹の街はエラーとヒットでランナー2、3塁としたが無得点。
 5回裏、三ヶ月はエラーでランナーを3塁に置いてサヨナラのチャンスを迎えた。下田くんの打球はピッチャー島田くんのグラブを弾いたが、島田くんは冷静に拾って1塁に送球。間一髪アウトにした。
 ゲームは延長戦に。
 6回は両チームとも無得点。
 7回表、虹の街の先頭打者、島田くんがライト前ヒットで1塁に出ると、小野くんのセンターフライ、正田くん三振の間に3塁へ。郡司くんが死球で歩いて、1、3塁とした。伊藤くんのサードゴロの間に3塁ランナーがホームインして待望の勝ち越し点を上げた。続く関悠汰くん(6年)のライト前の打球がヒットになり、もう1点を追加した。
 7回裏、三ヶ月の攻撃は三者凡退でゲームセット。三ヶ月は6年生が4人しかいないチームでよく粘ったが及ばなかった。
 MVP賞に選ばれたピッチャーの島田くんは、「ピンチでは強い気持ちで三振を取ってやろうと思って投げました。初回に1点でいいところを、エラーで2失点にしてしまったことは悪かった。みんな心が一つになって、つないでやろうという気持ちがあった。僕たちの代で初優勝し、大会の冊子(優勝チームの欄)に名前が載ることがうれしい。小学校で最後の大会だったので、大人になってもこの思い出を忘れないと思う」と話した。
 キャプテンの郡司くんは、「きょうの試合は1点を争う接戦で、うちのチームも向こうのチームも絶対に勝ちたいという気持ちでぶつかってきたので、とても緊迫した試合で緊張しました。初回の失点は硬くなったというよりは、勝ちたいという気持ちが前に出すぎてしまった。去年も悔しい思いをしたので、僕たちの代で初優勝できたことが、とてもうれしい」と話した。
 吉澤大助監督(37)は、「初回の2点ビハインドから、子どもたちのモチベーションが下がってしまったところを、最後まであきらめずに追いついて、息を吹き返して、子どもたちの顔色が変わったのが印象的。ピッチャーが粘って上位を抑えたことが大きい。秋に向けて子どもたちが一番変わったのは、自分たちでタイムを取って、次のプレーに向けてどうやっていくのかということを考えられるようになったこと。1回戦で敗退した春の悔しさから、夏の中央大会、秋のリーグ戦と2つの大きな大会を優勝することができたことはとてもうれしい」と話した。
 決勝トーナメントの結果と個人賞は次のとおり(敬称略)。
 【準々決勝】
古ヶ崎4 -2秋 山
三ヶ月2-1相模台
虹の街2-0陣ヶ前
大金平1-0小金北
 【準決勝】
三ヶ月4-2古ヶ崎
虹の街2-0大金平
 【決勝】
虹の街4-2三ヶ月
 【最終順位】
 優勝=虹の街こども会、準優勝=三ヶ月こども会、3位=古ヶ崎SKソフトボール、大金平こども会、4位=秋山子供会、相模台こども会、陣ヶ前子供会、小金北
 ▼優秀投手賞=北川辿将(古ヶ崎SKソフトボール)、平川雄一郎(相模台こども会)、吉川怜雄(大金平こども会)、島田愛斗(虹の街こども会)
 ▼ホームラン王賞=山口慎治(古ヶ崎SKソフトボール・2本)、平川雄一郎(相模台こども会・2本)、嶋根祥汰(大金平こども会・2本)、井谷友亮(三ヶ月こども会・2本)
 ▼得点王賞=柳沢滉(古ヶ崎SKソフトボール・9点)、鈴木秀埜(相模台こども会・14点)、吉川怜雄(大金平こども会・10点)、島田愛斗(虹の街こども会・8点)
 ▼努力賞=阿久津ゆま(大畑ユニオン)、金井花音(古ヶ崎SKソフトボール)、磯部秋音(わかば子供会)、奥本芭奈(清志町子ども会)、本間みさき(大金平こども会)、菊地優希(秋山子供会)、増田七海(こばと子ども会)、白津菜織(あじさいイーグルス)、稲村唯花(松ヶ丘ライズ)
 ▼敢闘賞=玉井陽人(三ヶ月こども会)
 ▼MVP賞=島田愛斗(虹の街こども会)
【戸田 照朗】

準優勝の三ヶ月こども会

3位の大金平こども会

3位の古ヶ崎SKソフトボール

4位のチームの主将

優秀投手賞

ホームラン王賞

得点王賞

努力賞

敢闘賞の玉井陽人君(三ヶ月こども会)

MVP賞の島田愛斗君(虹の街こども会)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あわせて読みたい