「跡地売却は妥当」
病院運営審議会が答申

本郷谷市長(左)に答申書を渡す近藤会長

 松戸市病院運営審議会(近藤俊之会長)は22日、新病院移転後の上本郷跡地(現松戸市立病院)について「公立の医療施設として活用する必要は無いと思量する。なお、跡地を売却し企業債の償還に充てることは妥当と考える」と本郷谷健次市長に答申した。
 審議会では、市より諮問のあった「松戸市総合医療センターの経営」「松戸市立福祉医療センター東松戸病院、梨香苑の方向性」「新病院移転後の上本郷跡地」の3点について審議しており、このうちの「新病院移転後の上本郷跡地」について、この日、近藤会長より本郷谷市長へ答申書が手渡された。
 答申書では、その答申理由として次の5つの理由を掲げている。
 ①現市立病院の1500メートル圏内にある医療機関は、市立病院が標榜する診療科30科目のうち、特殊な診療科を除く16科目を担っている。現市立病院の500メートル圏内から外来受診している住民は1日平均約36人(2017年4月~7月の実績)おり、これら周辺の医療機関によって対応が可能である
 ②新病院への移転後、路線バスやシャトルバスの延伸が予定されるなど、近隣住民はもとより市立病院受診者に対し、十分な配慮がなされている
 ③新病院への約1500メートルの移転によって影響を受けるのは外来患者であり、入院・手術等、高度医療が必要な患者への影響は少ない
 ④仮に、現市立病院の建物の一部を医療機関として利用する場合、1号館には病院の中枢機能が集約されており、1号館の解体・新築を含む多額な改修費用が見込まれることから、再利用することは困難である
 ⑤移転後の上本郷跡地を含む当該地域において、市の具体的な土地活用の計画が存在しない
 答申を受けた市は今後、跡地についての方針をまとめ、市議会の病院検討特別委員会などへ提案していきたいとしている。
【竹中 景太】

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